ねじ職人コラム

Screw Craftsman Column

アルミ合金製ファスナー

2024/05/11 | アルミ合金製ファスナー
世界で活躍 アルアーマPT

アルアーマPTは当社が開発したアルミ合金製樹脂用タッピンスクリューという非常に挑戦的で世界にない製品ですが、最近、大手二輪メーカーのモトクロスレース用バイクに採用され、世界を転戦しています。ご採用いただいた理由はずばり軽量化です。レースでは金属製ナット一個分でも軽量化が求められ、これをタッピンスクリューでなくし軽量化を図りました。もちろんこのスクリューもアルミ合金製ですから比重は従来の鉄製ボルトの三分の一。

モトクロスレースという過酷な環境下で、弱いとされてきたアルミボルト、しかも雌ねじの不要なタッピンスクリューが活躍しています。

2017/02/15 | 樹脂用タッピンファスナー
DELTA PT-②

デルタPT
デルタPTの特徴
ねじ山形状
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デルタPTの鋭角なねじ山先端(30゜)により樹脂をスムーズに変形させ、更に次の二段角(20゜)が変形させられた樹脂に対して”すかし”の役目を果たし、ねじ込みトルクを軽くさせます。また、樹脂をスムーズに変形流動させる(抵抗を減少)ことにより発熱を抑え、樹脂のクリープをも最小限に抑えられます。
ねじ山断面と応力分散
ねじの断面は真円形で、相手材との接触面積が大きく、また、応力も分散形状のためボスが割れにくくなります。

      応力集中
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繰り返し使用
繰り返し
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ご要望やお問合わせはここから又は(株)ヤマシナのホームページからお願いします。

DELTA PT はドイツのEJOT社 のライセンスです。

2016/12/02 | 樹脂用タッピンファスナー
DELTA PT-①

デルタPT


デルタPTはインサートナットを不要にし、樹脂へのダメージを最小限に低減します。インサートナットを無くす事でナットの埋め込み費用や環境(リサイクル)の面でのコスト削減が可能となります。
s-デルPT 
デルタPTの特徴
・特殊なねじ山により、ねじ込みの時の樹脂に対する負荷を最小限にし、その損傷を極小にします。デルタPT
・樹脂を痛めないので繰り返し使用でき、ボスの壁厚を薄くできるので省スペースが可能です。
・締結プログラムが完備されていますので、ボスの最適設計が迅速にできます。
・谷径が大きくなったので、ねじ径のサイズダウンが可能です。
・高級材使用により耐脆性も向上しました。

ご要望やお問合わせはここから又は(株)ヤマシナのホームページからお願いします。

DELTA PT はドイツのEJOT社 のライセンスです。

2016/09/08 | 樹脂用タッピンファスナー
樹脂用高強度タッピンねじ「アルアーマPT」

アルアーマPT
工業用ねじメーカー株式会社ヤマシナは、軟らかい樹脂からPPSやガラス繊維50%程度含有の硬いエンプラまで幅広く対応できる高強度アルミ製タッピンねじ「アルアーマPT」を量産対応品として新発売します。
 新開発のねじ形状
軟らかいアルミねじが硬い樹脂にタッピング締結できるようにねじ山を開発しました。
非対称形で、タッピングしやすいように鋭角であるにもかかわらず、締結の再に発生する座面側フランク面への力でねじ山が壊れない形状で、同時に、アルミの強度の弱さを補填する全体形状となっています。

 アルアーマSTS;
 特殊な陽極酸化処理技術で、硬質アルマイト皮膜の量産を実現
軟らかいアルミねじの表面にHv350程度の硬質アルマイト皮膜を生成し、タッピングを可能としています。
本来は電極をねじに一式ずつ取り付けなければ生成できない硬質アルマイト皮膜ですが、これを量産化することに成功しました。短時間で数千本の処理が可能です。

 応力腐食割れリスクの少ない材料
欧州の自動車メーカーで多用されているA6056材を採用。
強度は鉄の生材と同等ですが、応力腐食割れリスクの少ない実績のある安心な素材を利用しています。

    
 今後の予定
サイズ5mm、6mmから市場に導入し、順次サイズの範囲を増やして参ります。
既存のお客様以外にも、軽量化ニーズが存在し、将来の需要拡大も見込まれるドローンも含めたサービス産業や、磁力の考慮が必要な医療機器や自動車の充電システムなど、新たな市場開発も実施してまいります。

ニュースリリースの詳細内容はここからご覧下さい。

 「アルアーマPT」は(株)ヤマシナの商品です。
ご要望等の問い合わせはここから又は(株)ヤマシナのホームページから

2016/04/16 | 樹脂用タッピンファスナー
樹脂用タッピンねじ 「ジュシタイト」

樹脂タイト
        樹脂用タッピンねじ ジュシタイト 
 あらゆる樹脂材料への使用で、強い緩み止め効果がえられます
ジュシタイトは、熱変化や振動等、過酷な環境下でも高い緩み止め性能を発揮する樹脂用タッピンねじです。
その歴史は古く、自動車で樹脂の材料が多く使い始めてから今日まで、多くの箇所でご利用いただいているヒット商品です。

    樹脂用ねじ
 ジュシタイトの特徴
緩みに強いフルート付きねじ山
ねじリードに対しほぼ直角に、円周を4等分(もしくは3等分)した位置にフルートを配し、このフルートがねじ山をギサギサな状態にします。
ねじを締めこんだ後、このギザギザに樹脂がスプリングバックすることで、緩みに対して強く働きかけます。

ジュシタイト
フルート及びねじ山角の鋭角化による樹脂への負荷軽減化
フルートの作用により、ねじ込み時の樹脂にかかる負荷が断続的であり、更に、ねじ山角の鋭角化により、ねじ込み時に樹脂を押し広げて行く量が減少し、樹脂への負担軽減化が図られます。
このことで、樹脂(ボス)の割れや白化現象を防ぎます。

大きなねじピッチ
金属の雄ねじに対して、軟らかい樹脂をできるだけ多く雌ねじとして取り込み、形成できるよう、ねじのピッチは広く設計されています。
このことで、高い締付力に対して雌ねじが壊れにくく、安定した締付け作業ができます。

大きめのねじ外径
ねじ外径はオーバーサイズで設計されています。
このことで、緩み、高い締付力に対して好作用の要因となります。
     樹脂用タッピンねじ 

信頼と実績
本邦自動車メーカーにより数十年前から採用され、現在も多量にご利用いただいている信頼と実績ある樹脂用タッピンねじです。

ジュシタイト(Jyushitite)は(株)ヤマシナの商品です。
お問い合わせ、ご要望はここから又は(株)ヤマシナのホームページから
お願いいたします。

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