
当社は「不可能を可能に変える斬新で安全な技術を、世界の産業に広く安定供給し、すべての人のすばらしい未来と豊かな生活に貢献する。」を経営理念とし、経済・社会・環境に配慮した責任ある企業活動にグループ全体で取り組むことで、SDGsの達成に貢献します。
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。SDGsは17のゴール・169のターゲットから構成され、発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本政府としても積極的に取り組んでいます。
京都の挑戦 ~地球の気温上昇1.5℃以下に~ Project 2050 “0”
ヤマシナの本社・工場の所在地である京都市は、スペインのマドリードで開催された国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)へ市職員を派遣し、COP25会場内外で開催された会合への参加を通じて、「2050年にCO2排出量正味ゼロ」を目指す決意を市長が表明した日本初の自治体として、世界の都市と連携して気候危機へ挑戦する環境施策の発信等を行っています。当社としても、SDGs達成に貢献するための取り組みを進めることで、未来に対する責任を果たすべく、当社グループ全体でこの目標に取り組んでまいります。
- 太陽光発電事業を通じて再生可能エネルギーの普及に努め、CO2削減を目指す
- 不適合品、スクラップの削減により、廃棄物・原材料・消費エネルギーとこれらの生成時に発生するCO2の削減に貢献する
- 枯渇性エネルギーから再生可能エネルギーへの転換検討推進により、環境保全と経済成長の両立を目指す
- 汚泥分離処理による産業廃棄物量の削減
- 工場緑地の整備による樹木保護
- 工場周辺地域の清掃・美化活動
すべての人のすばらしい未来と豊かな生活に貢献する
当社の経営理念にも掲げている「すべての人のすばらしい未来と豊かな生活に貢献する」という考え方は、そのままSDGsの取り組みと重なる部分が非常に多く、従業員がやりがいを持って仕事に取り組める環境改善への取り組みはもちろんですが、地域社会への貢献をはじめとして、当社グループの企業活動を通じてすべての人が幸せになるような未来社会の実現に貢献していきます。
- IT環境の整備による在宅ワークの実現
- 従業員の健康診断の実地及びストレスチェック等によるメンタルヘルスケアの実施
- 資格取得制度の導入や従業員の自己啓発支援
- 女性も活躍できる就業機会の提供
- ハラスメント防止・解決のための相談窓口の設置
- 年次有給休暇の取得促進、長時間労働の抑止と働きやすい就業形態の整備
- 障がい者の方が仕事ができる環境づくりのための就労施設への支援
- 展示会への出展、技術交流会への参加等による他社との連携
- 地元コミュニティ等への積極的参加やお手伝い
- 工場立地法、都市計画、地区計画に適合した生産工場の維持管理
ESGを意識した企業活動の推進
Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)を意識した持続可能かつ具体的な目標を掲げることで、事業領域の拡大つなげ、当社グループにおける事業のサステナビリティ(持続可能性)の向上に努めることで、将来的にSDGsの目標達成の実現にも貢献します。
- 【E(環境)】
- 環境マニュアルの継続遵守と全社環境目標の達成(ISO14001)
- 【S(社会)】
- 品質マニュアルの継続遵守と全社品質目標の達成(IATF16949/ISO9001)
働き方改革、労働安全衛生に注力した従業員の労働環境の整備と健康増進
- 【G(企業統治)】
- リスク管理とコンプライアンス遵守による社内ガバナンス強化の推進
- RoHS指令※に完全準拠したものづくり
※電子・電気機器によって環境や人体に影響を与えないよう特定有害物質の使用を規制するため欧州連合(EU)が2006年に施行した指令
- 次世代素材としてニーズが高まっているCFRP(比重は鉄の4分の1、比強度は鉄の10倍といわれる炭素繊維複合材料)
に対応するファスナー「アルアーマ🄬ナット」等の新製品開発を通じ、幸せな未来社会の実現に貢献します
- 高い生産技術力と製造業の工場に特化したIoTソリューション「工場守」の導入により、地球環境を考えた「高品質で低価格な製品づくり」に努める
- 環境法規制に準じた自主監視、維持管理の継続
- 一般廃棄物量の削減
グローバルな取り組み
当社グループ企業の所在地は日本国内だけではなく、タイで2社、香港で1社がそれぞれ企業活動を行っております。
SDGsは国連で採択された世界中のすべての国が取り組むべき目標であり、当社グループの海外拠点においても国内同様に取り組みを始めております。
- チョンブリ小学校、泰目工業大学(いずれもタイ)へのCSR活動、アマタCSR活動への参画
- タイ国内地域ごとに定めれらている最低賃金の保証
- 女性役職者の積極的採用(タイのLTC社の現在の役職者の7割は女性)
- 毎月の水質調査、社員へのミネラルウォーターの支給
- 降雨による洪水対策の強化
- 廃棄物の分別によるリサイクル・リユース活動の推進
- 金型部品の再利用
- 紛争鉱物の不使用
- BOI取得、日タイ経済連携協定(JTEPA)の有効活用
- 他国との自由貿易協定(FTA)、経済連携協定(EPA)の活用