樹脂用タッピンファスナー
デルタPT®
軽量化
緩み防止
総コスト低減
デルタPT®は、樹脂用タッピンねじでありながらボルトと同じく軸力で締結を保持する思想を持ち、高い締結力が得られます。繰返し使用性も良く、従来のタッピンでは不可能だった部品の締結にご利用いただけます。高い軸力を活かし、ねじのサイズダウンも可能になります。
主な用途
- 高い軸力で保持をしたいボルト思想の締結に。
- 筐体の取り外しなど、何度も締結を繰り返す場合に
- インレットマニホールドなど自動車部品に
製品の特長
ねじ山の形状 優れた反復使用性
複合角の鋭角なねじ山により雌ねじを成形する体積が小さく、ねじ込みトルクが低くなります。また、樹脂をスムーズにねじの谷部に流し雌ねじを形成する為、発熱を抑え、樹脂のクリープを最小限にできます。きれいに出来上がった雌ねじにより反復使用が実現します。
- ねじ形状
リード角とピッチ
同じ掛代に対して大きい接触面積を得ることができるリード角とピッチを持ちます。これにより、低い面圧でも大きな締結力(軸力)が得られ、これを保持できます。
ねじ山の断面と応力の分散
ねじ断面は真円形で、相手材との接触面積が大きくなります。また、応力も分散される形状のためボスが割れにくくなります。
熱処理と強度
調質焼入れを施すため脆性破壊のリスクを最小限にします。強度区分は10.9です。
- デルタPT® 40回締結後
- 従来品 7回締結後