薄板用タッピンファスナー / 金属用タッピンファスナー
SPILEAD スピリード
薄板締結
総コスト低減
SPILEAD スピリードは低いねじ込みトルクと高い破断トルクにより広いトルク差が得られる薄板用タッピンスクリューです。このトルク差により締結の安定が確保され、相手材の下穴径はもちろん、板厚にばらつきがある場合や、ドライバーのトルクが不安定な場合に力を発揮します。このことでお客様の生産性の向上に貢献します。
主な用途
- 0.2tから1.0tの薄鋼板の安定したタッピン締結
- ナットやバーリングレス化の促進
- 下穴やドライバートルク、板厚などの管理がしにくい場合の利用
製品の特長
板厚など条件のばらつきに対応
低いねじ込みトルクと高い破断トルクによる広いトルク差により締結に余裕が生まれ、ドライバートルクや下穴径、相手材の板厚のばらつきにも対応でき、安定した締結を実現します。
斜め入り防止
先端部が三条ねじのため、相手材の下穴に安定して挿入できます。このことで薄板に対しタッピンねじが斜めにねじ込まれることを防止し、作業性の向上を実現します。
ねじ込み時間の短縮
M4×6の場合、約1.5回転で着座し、締結作業時間の短縮につながります。また、短い形状のため相手材からのねじ部のとびだしも少なく、機構設計の余裕度の向上に寄与します。
ねじ山形状 M4×6の例
全三条のねじ形状ですが、ねじ山の高さは途中まで一つのねじ山のみ高く、ねじ込みトルクを低減します。その後首下付近で三条すべてのねじ山の高さがそろい、三点で薄板に組み付き、高い破断トルクを得ることができる形状です。