金属用タッピンファスナー / 樹脂用タッピンファスナー
エバタイト®
緩み防止
総コスト低減
金属用タッピンボルトです。長い歴史と多くの量産実績を有し、一部の国内自動車メーカーでは規格化してご利用いただいている金属用タッピンのベストセラーです。先端部が下穴と三点接触しながらねじ込まれる形状を持ち、低いねじ込みトルクが実現します。
主な用途
- ハンドツール使用時の作業者の負担軽減
- 下穴径が不安定な場合のタッピン使用
- 緩み防止
- アースボルトなど、塗装膜や軽度の溶接スパッタ等をはがす用途
製品の特長
低トルクでねじ込める基本形状
ねじ先端部に三条のフルートがあります。一般に低いねじ込みトルクを得るためには下穴に対し三点で接触しながら雌ねじを形成するのがよいとされますが、この三条フルートによりこの作用が得られます。すなわち、低トルクでねじ込みが可能な基本形状を有します。
戻り止め効果
ねじ断面の三条フルートの形状が回転方向に対し一方向性を有し、戻り止め効果もあります。
緩みに強い
ねじ込みの過程では、切削の作用で雌ねじを作るのではなく、相手材を塑性変形させながらこれを作ります。このため完全ねじ部は雌ねじの密着性が高く、振動によるゆるみに大変強くなります。仮に座面が浮き軸力がなくなっても、ねじが緩み落ちるリスクは低くなります。
低トルクでねじ込めることによる効果
- 破断トルクに対する締結のための狙いトルクの設定が行いやすくなります。
- 下穴が多少狭くなってもねじ込みが成立します。
- ハンドツールを利用する場合、作業者への負担が軽減されます。
- ドライバーやビットへの負担が軽減され、これらの寿命延長につながります。
- 作業の能率が上がり、生産性の向上につながります。