金属用タッピンファスナー
アルトラックス®プラス
緩み防止
総コスト低減
ドイツのEJOT社とライセンス契約を締結し、ヤマシナで製造、販売している製品です。アルミニウム、マグネシウムなどの軽合金用タッピンねじで、軸力が大変大きく、ボルト(こねじ)と同等以上の締結力が得られます。環境変化による締結力の低下も少ないです。
主な用途
- 軽合金用タッピン締結
- 自動車の部品など、強い軸力で保持したい場合の軽合金セルフタッピン用途
製品の特長
鋭角なねじ山
33度の鋭角なねじ山形状を持ちます。このことで、ねじ込み時の抵抗を減らします。また大きな谷部に相手材が流れ込み易く、良好な雌ねじが形成されます。このことで繰り返し使用性も向上します。
真円の断面
ねじの断面は真円です。ねじ込み時の抵抗が大きくなりがちですが、33度の鋭角なねじ山の作用により低いねじ込みトルクを実現します。着座し軸力が発生した後は、この真円の断面形状により雌ねじとフランク面の接触面積が大きくなり、非常に高い軸力が得られます。
塑性変形による雌ねじ成型
下穴にねじ込むことで、切削ではなく、相手材の塑性変形により雌ねじを成型します。
総コスト低減
タッピン工程、クリーニングなどの雌ねじ加工工程を削減できる為、それに要する加工油やタップ代、加工コストを削減できます。このことは締結に要する総コストを低減し、製品の製造原価を圧縮します。
将来においては、タッピンに要するステーションも不要となり、設備投資の削減や、工場スペースの有効活用が可能となります。その他、緩みや斜め噛みこみ対策費用、溶接ナットに対する使用の場合のスパッタ対策費用なども削減できます。
締結品質の向上
緩みに強く、締結品質を安定させます。
ライセンサーの品質認定
ヤマシナはEJOT社による厳しい技術・品質認定を受けた本邦の正規ライセンシーです。
- ねじ山と雌ねじの形成の様子
使用例
導入事例
ヨーロッパ車等の軽合金部品締結