2010/01/27 | 製品
ひそかにすごいねじ座面
頭部の裏側を座面といいます。相手材と最後に接触する部分です。
ここに工夫をすることで、いろいろな特殊機能を持たせることができます。
ゆるみ止め、逆転防止の工夫をした座面です。座面のギザギザがこの働きを促進します。
座面上の突起は、相手材に塗られた塗料をはがし電気導通を確保するための工夫です。
溶接用ボルトと呼ばれるものです。
下穴をあけた相手材にこのボルトはめ込み、座面が相手材に接触した状態で高電圧をかけると、座面につけられた突起が瞬間的に熔け、相手材に溶着されるというものです。
相手が木材など軟材の場合、ねじを締め付けることで頭部が相手材に埋め込まれる等、しっかりと固定されます。逆転防止の意味もあります。