2011/03/08 | 座金組み込みねじ
薄板用座金組込みねじ①
薄板用 座金組込みねじ①
座金組込みねじでスプリングワッシャーを使用している場合、バネ圧縮に相当する長さ,ねじの不完全部長さにより被締結物の厚さが薄ければ締まらない場合が発生します。
標準の座金組み込みねじ
標準の座金組込みねじ締付け状態
被締結物の板厚(to)が薄い場合
座金部分の遊び長さ(V)はSW,PW使用の3ピースの場合、V=(SWの厚みX2+PWの厚み+不完全ねじ1ピッチ(P)以下)で製作されます。
被締結物 板厚to が
板厚to < 【SWの厚み(バネの圧縮量) + ねじ1P以下(P:不完全ねじ部)】
SW :スプリングワッシャー………PW :平ワッシャー
の時、ねじが締め付けられない(ねじ浮き)ことが発生する可能性が高くなります。
その改善策として薄板用座金組込みねじが開発されました。
薄板座金組込みねじ
薄板用座金組込みねじは ねじ転造時にバネ座金に圧縮荷重を掛けた儘 ねじ山を成形させる方法にて製作し、かつ不完全ねじ部を極力小さくし,座金部の遊び寸法(U)を極力小さくしています。
薄板座金組込みねじの締付け状態
被締結物の可能板厚(t1)は締結の使用条件(メネジの面取り状況),製品条件などにより異なります、都度その条件を承り、使用条件にあった金型、管理を行い製作しています。
お問い合わせは当社のホームページよりお願い致します。
http://www.kk-yamashina.co.jp