2011/11/16 | 表面処理
表面処理①
表面処理①
電気メッキ
ねじは大半が金属で作られていることから、
一般的に行なわれている表面処理(メッキ : 鍍金)が施されています。
この表面処理の目的は次の二つに分けられます。
装飾(外観美)
防食(防錆)
そのほかに、耐磨耗、導通性等を目的とした特殊なものも有ります。
この表面処理として最も多く利用されているのが電気メッキです。
その原理は、下図に示すように 金属(陽極)側に電流を流すと金属が
溶液中に金属イオンとして溶け出し、マイナス(陰極)側に取り付けた
品物(ねじ)に付着して蓄積され、メッキされて行きます。
ねじの主なメッキとしては
亜鉛めっき
ニッケルめっき
クロムめっき
銅めっき
などが上げられます。
一般的にねじに使用されている例を紹介いたします。
<電気メッキ>
亜鉛メッキ(三価クロメート処理)………………..亜鉛メッキ(黒色三価クロメート処理)
ニッケル(Ni)メツキ…………………………………..クローム(Cr)メッキ
銅(Cu)メッキ……………………………………………….スズ(Sn)メッキ
亜鉛・ニッケル合金メッキ
<その他のメッキ>
ジオメット(金属フレークが層状に重)…………..アルマイト(陽極酸化処理:素材アルミニュウム)
パシベイト(不動態化処理:素材ステンレス)