2012/06/04 | 材料
ねじ用材料④
ねじ用材料④
炭素鋼
種類の記号
キルド鋼、リムド鋼の材料種類の記号は次の意味を持っています。
SWRCH
Steels for cold heading : Wire rods
連続鋳造法(連鋳法)
前回に「製鋼によって溶けた鋼(溶鋼)を鋳型に流し込みインゴット(鋼塊)を造ります。」
と説明しましたが、現在では殆どが連続鋳造法という製法によって造られています。
連続鋳造法とは溶けた鋼(溶鋼)を連続的に型に流し込み、鋼中の介在物を除去しつつ、
溶鋼を凝固させて断面形状が一定の鋼片を連続的に造る方法で、これにより、従来の
分塊工程を省略、歩留向上によるコストダウンが図れました。
連鋳法により、キルド鋼、リムド鋼の相違が失われつつあります。鋼の殆どが性質的に
キルド鋼になります。