ねじ職人コラム

Screw Craftsman Column

規格品

2010/03/25 | 規格品
ねじの機能

タッピンねじ
   ねじ自身が相手材にめねじを成形し締結するねじ
                       浸炭ねじ山PW1
上図、タッピンねじ山の断面組織に見られるように、ねじ山の表面部分に黒くなった層があります、
これは熱処理の浸炭焼入により、ねじ山に炭素を浸入させて表面部分を特に硬く(Hv450以上 :Hvは
硬さの単位で数字が大きい程硬いことを表わします)させています。
一般的にめねじを成形する相手材の硬さはHv180以下で、その硬さの差によりねじ山の硬さで相手材
を変形させてめねじを成形します。
タッピンねじの相手材の形状はプレス加工等により下図の形状のものが使用されます。
下穴
ピアス穴、バーリング穴は相手材の板厚が薄い為に、めねじの強度アップを目的としています。

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