2013/09/15 | ねじの強度
タッピンねじ⑧
タッピンねじ⑧
タッピンねじ(小ねじ、ボルト)の使用時のトラブルと解決法
その4
タッピンねじや小ねじ、ボルト等を締結時に、ねじの座面が着座したとき、リセス穴
(十字穴、六角穴、トルクス穴)の底から剥離するように破断する現象が生じる。
これは頭部の強度、じん性不足によるもので、設計時、加工時に考慮する必要が有り
ます。
(勿論、斜めねじ込み等の締付条件が悪い場合にも発生します)
十字穴付き 六角穴付き
その対策としては、材料選定、熱処理加工条件の吟味
設計上では、設計基準の細部計算によりますが、基本的には下図の(H-T)の値を大きくし、
首下のR(又はC、テーパー)を大きく取ることが必要になります。