ねじ職人コラム

Screw Craftsman Column

品質管理

2011/08/17 | 品質管理
ねじの品質管理⑦(ねじ精度)

ねじの品質管理⑦
    Ⅶ ねじ精度の検査  
ねじ精度の検査はオネジのピッチ、山角、リード角等を考慮した有効径の総合寸法(総合
有効径)を上限、下限で検査することです。
( 簡単に言えば、このオネジを使って適正なメネジ、ナットに楽にねじ込まれるか,正しい
山形になっているかを検査することです)
この検査には、一般的に”通り側ねじリングゲージ”、”止り側ねじリングゲージ”が使用さ
れます。
gage
 )通り側ねじリングゲージ (記号GR)
   このゲージは総合有効径の上限を検査します。
 
      通り リングゲージ
   このゲージにオネジを過大な力を加えることなく手でねじ込んだとき、オネジの全長を
   通り抜けなければならない。

  )止り側リングゲージ(記号NR又はIR)
    このゲージは総合有効径の下限を検査します。

      止り リングゲージ
   このゲージにオネジを過大な力を加えることなく手でねじ込んだとき、端に入っても良いが、
   ネジの2回転を超えて入ってはならない。

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